実は双体道祖神の撮影のために白馬村を訪れたのは、二度目です。いつもながら探しても探しても分からない。こういう時は、往々にして地元の人がつかまらない。まあ過疎地、高齢者ばかりのところです。

今回はたまたま軽トラックに乗った高齢者にお聞きました。この蕨平部落自体、かなり急な坂道を登ったところにあります。また、その延長で部落内でもかなりの高低差があり、かつ(いつもながら)狭い。車の底をぶつけそうな道の状態です。それでもお聞きした場所に行ってみても…。またしても…。そこへ一人の高齢の男性が…。お聞きすると「そこにある」と。回ってみても?「ありませんが」と。「ある!」。そこで二人で…。伸びきった雑草の中から出てきました。写真を見ると分かりますが、鎌で切っていただきました。

この双体道祖神は、白馬村で一番古いものです。今から240年くらい前に作られたものです。言われるには、「これは村人たちが夫婦円満=子作り、そう村の繁栄を願い作られたと。お二人とも伏し目がちな表情ですが、手をがっちり。言われることがよく分かりました。
       
      白馬村:蕨平
       
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