これも探索に苦労しました。地元の人にお聞きしましたが,妙に理解しがたい言葉
でした。結局分からないのは当然でした。これも民家の庭先に置いてありました。
ご婦人のお話に寄れば,「これは賽の神(さいのかみ)と言います。毎年お正月明
けにどんど焼きを行います。」また「ここは豪雪地帯で12月には根雪が降り,普通
でも3m程の積雪があるそうです。雪解け水を使ったお米は,魚沼産とは比べもの
がないくらい美味しいとか。また雪に埋もれた石仏を苦労して掘り出すそうです。

この石仏,ユニークですよねえ。お顔が実に細長い,ただでさえ石仏はデフォルメ
されたものが多いんですが,これもはさらにデフォルメされています。彫りとして
は,それ程の高評価を与えませんが,何と言っても素朴な点がいいと思って載せま
した。女神の眉が少々怒ったような点が気になります。ひょっとしたら男神のお酒
の飲み過ぎに頭にきているのかも?さらに男神,好きなんだけど女神が怖いので小
さな杯で我慢しているようです。こうした連想をさせてくれる石仏もいいですよね。

柏崎市・高原田<https://www.mapion.co.jp/m2/37.2452248641065,138.5392927930626,16>

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