土地の人の言われる神社と地図で見る神社,普通名前は同じかと思います。
例えば,地図によっては”天照大神社”ともありました。土地の人は,”三
宮社”と呼んでいます。下調べの際,場所は分かっていましたから,安易に
考えていました。しかし,階段を登っていったら…。車に戻り資料を見たら,
「裏手土手」とありました。裏手はクマザサばかりです。泣けてきました。
諦めかけていたら,地元の方に出会いました。先程神社周りを探してもあり
ませんでした。地元の方もイライラ?そこへもう一人の方が。「儂が案内す
るから付いてこい」と,嬉しい言葉です。先程探した所から細い道を数メー
トル入った所です。あれは土手ではありません,”斜面”と言います。

この道祖神,周りに木々や草が生い茂ってきたので刈り取った人がいたそう
です。そしたら半年も経たない内に…。また別の人が,いつも倒れているの
で立てかけておいたそうです。そうしたら1ヶ月も経たない内に大けがを…。
部落では,この道祖神のご機嫌を損なわないよう,普通は斜面に倒しておく
そうです。ただ写真撮影の為に起こしていただきました。撮影後?倒されま
した。

肩を抱き合い,酒器をお持ちなんですが…。この石工,余り腕の方は…。特
に大切な目の彫りが未熟ですよね。それでも男神は飲む気満々ですね。とこ
ろが女神は右手に銚子を持っているだけで注ごうともしない,ふてくされた
ような表情,二人の表情の違いが面白いと思いました。

柏崎・旧広田・三宮社<https://www.mapion.co.jp/m2/37.35962616714839,138.65953085876546,17>

拡大画像